ポスティングの配布方法の種類。個々のメリット・デメリットを解説!
ポスティングの配布方法にはいくつもの種類があります。配布方法を誤ればチラシ効果は薄れてしまいますから、適切な方法を選ぶことが重要です。この記事では、ポスティングの配布方法の種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。ご自身に合った配布方法を選び、反響率の高まるポスティングを行ってください。
ポスティングの配布方法の種類
ポスティングには、決められたエリアの物件すべてにチラシを配布する軒並配布(ローラー配布)と、物件を指定して配布するセグメント配布があります。業種やターゲット層などの違いで選択する配布方法も変わるため、まずはしっかり種類を把握しておきましょう。
■軒並配布(ローラー配布)
軒並配布とは、決められたエリア内の全住宅にチラシを配布する方法です。「町」単位や「丁」単位でエリアを決定し、ポスティングを行います。ポスティングの対象は一般世帯だけでなく、企業や商店などの事業所も含みます。
■セグメント配布
セグメント配布はターゲット層に応じてポスティングの対象を指定する方法です。「戸建住宅限定」「集合住宅限定」「賃貸住宅限定」「分譲住宅限定」「事業所限定」など、細かい指定が可能です。戸建住宅のみにチラシを配布する戸建住宅限定配布は、高齢者やファミリー層、高所得者をターゲットにしたい場合に有効でしょう。リフォーム会社や学習塾などの業種では高い反響率が期待できます。
集合住宅限定配布はアパートやマンションなどの集合住宅にポスティングを行うため、戸建を持たない若年層へのアピールに適した方法です。賃貸住宅限定配布では、賃貸アパートや賃貸マンションだけでなく、戸建の賃貸住宅にもチラシ配布ができます。
分譲住宅は個人の持ち家であるためファミリー層が住む確率が高いです。ターゲットがファミリー層の場合、分譲住宅限定配布であれば効率的に宣伝効果が得られるでしょう。事業所限定配布は、企業や事業所にチラシを配布する方法です。ランチに便利なデリバリーメニューのポスティングや、企業間ビジネスの広告に適しています。
配布方法ごとのメリット・デメリットを確認!
ポスティングには多数の配布方法があります。こちらでそれぞれのメリット・デメリットを解説しますので、チラシの内容やターゲット層に合った配布方法を選択しましょう。
■軒並限定配布
軒並配布は見込み客が住むエリアに絞ったチラシ配布が効果的です。事前にターゲット層の分析を行い、チラシに適した地域にポスティングを行うことで大きな反響率も得られるでしょう。逆にターゲット層を誤るとチラシ効果が薄れるデメリットもあります。軒並配布は見込み客が多く住むエリアの見極めが重要です。
■戸建住宅限定配布
戸建住宅は、一般的にファミリー層や高齢者が住む率が高いです。そのため、子供からお年寄りまで幅広い年代にアピールできる点がメリットです。デメリットはポスティングに時間と手間を要することでしょう。集合住宅のポストのように、何世帯もの住宅に短時間でチラシ配布を行うのは難しいです。手間もかかるため、業者に依頼した際の費用も割高になる傾向があります。また、ターゲットの手元にチラシが届く前に家族が廃棄してしまう可能性もあるのです。
■集合住宅限定配布
集合住宅限定配布のメリットは、集合ポストがあるため効率よくチラシが配布できる点です。ファミリー層や若年層も多いですから、持ち家の購入を検討している人に向けた不動産関連のチラシや、スクールに関連するポスティングがおすすめです。しかしさまざまな層がいるためターゲットが絞りにくいというデメリットもあります。さらに集合住宅を選んで配布をしなければいけないため、軒並配布よりも手間を要し費用も割高になる傾向です。
■賃貸住宅限定配布
賃貸住宅限定配布は、ターゲットを若年層や低所得者に絞ってのポスティングが効果的です。ポスティングはターゲット層を誤ると反響率が低迷してしまうため、ターゲットが絞れることが賃貸住宅限定配布のメリットといえます。しかし都心部では賃貸住宅=若年層や低所得者というわけではないため、エリアによってはターゲットが定まらない可能性もあります。
■分譲住宅限定
分譲住宅はファミリー層や高所得者にターゲットを絞ったポスティングが可能です。高級志向の住民も多い傾向にあるため、高額商品やサービスなどのチラシ配布に有効です。しかしチラシ配布禁止物件も多く効率は下がるため、費用が高くなるケースがあります。
■事業所限定
事業所限定配布では、BtoBにターゲットを絞ったポスティングで反響率が高まるメリットがあります。デメリットとして、一般世帯をはぶくため配布数が少なくなる点が挙げられます。また、事業所の規模が大きい場合、担当者までチラシが届かない恐れもあります。
ポスティングは自力で行う?業者に依頼する?
ポスティングは自力で行うことも業者に依頼することも可能です。どのように行うか悩んでいるという人に向け、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
■自力で行う際のメリット・デメリット
自力でポスティングを行う最大のメリットは費用を抑えられる点です。業者にポスティングを依頼すれば費用がかかりますから、金銭面で業者への依頼が難しい人は自力でのポスティングを検討しましょう。さらに、実際にチラシを配布しながら地域性や住民の層などの確認もできます。チラシの配布中に住民と顔を合わせれば、大きな宣伝のチャンスです。
デメリットには手間と時間を要する点が挙げられます。配布するチラシの規模やエリアの範囲にもよりますが、貴重な時間を割いて行うポスティングが本業に支障をきたす可能性もあるのです。体力も必要としますから、自力でポスティングを行う際は時間と労力がかかることを考慮しましょう。
■業者に依頼する場合のメリット・デメリット
ポスティングを業者に依頼するメリットは多いです。チラシの量や配布エリアを気にせずポスティングができます。業者にはポスティングに関するデータも豊富です。ターゲット層の絞り込みや効果的な配布のタイミングなどが相談できるため、適切な配布方法を提案してくれるでしょう。
デメリットは費用が発生する点です。希望に沿ったポスティングを依頼すれば追加料金が発生する可能性もありますから、妥協して依頼をしなければいけないこともあります。業者に支払える金額がいくらまでかを事前に算出し、正しく業者選びをする必要があるのです。
この記事では、ポスティングの配布方法の種類とメリット・デメリットを解説しました。ポスティングはターゲット層を絞り、適切なエリアや物件を見極めることが重要です。チラシの反響率を高めるために、効果的な配布方法を選択してポスティングを行いましょう。費用がかけられない人も自力でのポスティングは可能です。この記事を参考に、配布方法を検討してみてください。