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ポスティングによく使用される紙の種類とそれぞれの特徴を解説!

公開日:2021/12/01  


ポスティングに使用される紙にも種類があることをご存じですか?用紙の選択を誤れば、チラシの印象はガラリと変わってしまいます。ポスティングの効果を最大限に発揮するためには、使用する紙にも注意を払わなければいけません。この記事では、ポスティングに使用される紙の種類や特徴、そこから生み出されるチラシの印象をご紹介します。

ポスティングを行うことで得られる効果とは?

ポスティングで得られる効果はさまざまです。ポスティングの特徴は「エリアを絞って狙ったターゲット層に集中したチラシが配布できる」点でしょう。ターゲット層を分析し配布エリアを絞るポスティングは、事業や商品の効率的な宣伝が可能なのです。

さらに、新聞を読まない人の目にもとまる可能性のあるポスティングは、集客効果が高い広告手段といえます。子供をターゲットにするならファミリー層が住むエリアに絞るのが良いでしょう。富裕層をターゲットにするなら港区など高級住宅が並ぶエリアがベストです。こうしてターゲット層とエリアを絞り、継続してポスティングを行うことで、反響率が高まり集客へとつながります。

ポスティングによく使用される紙の種類とそれぞれの特徴

ポスティングによく使用される紙の種類は大きく分けて3つです。紙質によってチラシの印象は大きく変わりますから、それぞれの紙の特徴をしっかりと理解しておきましょう。

■光沢紙(コート紙)

光沢紙とは、表面がツルツルしていて光沢のある紙です。紙の表面をコート剤という薬剤でコーティングしているため、コート紙とも呼ばれています。光沢紙の特徴はインクが鮮やかに発色する点です。コート剤の効果でインクのノリが他の紙に比べ良好で、色の再現性に優れています。写真やイラストなど、鮮明な色で綺麗な仕上がりにしたい場合に最適です。デザインの美しさを引き立て、チラシの印象を際立たせてくれるでしょう。

■マット紙(マットコート紙)

マット紙とは、つや消し加工が施された紙です。手触りはサラサラしています。マット紙には光を反射しにくいという性質があり、文字を読みやすく印刷する点が特徴です。色味が渋く出る傾向があり、落ち着いた印象を与えられます。マット紙の紙質はコシがあるため、手に取った際に厚みが感じられるでしょう。そのため、高級感が漂う落ち着きのある雰囲気に仕上がります。

■普通紙(上質紙)

普通紙とは、表面加工をしていないザラついた質感の紙です。表面のコーティングがないため、鉛筆での書き込みも可能になります。その特性から、アンケート用紙や名簿などに使用されるケースが多いです。普通紙に印刷をするとインクが沈みやすく、ややくすんだ仕上がりになります。

ポスティングに使用する紙はどう選ぶ?

ポスティングに使用する紙は、チラシの内容やデザイン、伝えたい内容などを考慮し、イメージに合ったものを選ぶことが大切です。

■用途に合わせて選択

鮮明で美しい色が表現できる光沢紙は、写真やイラスト部分を強調したい場合に最適です。たとえばスーパーやドラッグストアのチラシ、飲食店のデリバリーメニュー、学習塾の教材などに適しています。「鮮やかな写真で顧客の購買意欲をかき立てたい」という人には光沢紙がおすすめです。

高級感を漂わせるマット紙は、落ち着いた雰囲気のチラシに使用すると良いでしょう。たとえばヘアサロンやダイニングバー、高級品や質の高いサービスを提供する店舗のチラシに効果的です。落ち着きのある印象が、目にした人に高級感を与えてくれるでしょう。

コーティングを施していない上質紙は、ナチュラルな雰囲気のチラシに適しています。たとえばアンティーク家具や雑貨などのインテリア関係など、自然体を意識したチラシに使用するのがおすすめです。鉛筆で記入が必要なアンケート付のチラシを作る場合も、上質紙が適しています。

そのため、まずはチラシを作る目的をしっかりと明確にすることが大切です。

■厚みを意識する

ポスティングで使用する紙は厚みも重要です。紙の厚さは斤量(きんりょう)を用いて表します。斤量の数値が高いほど紙の厚みも増し、ポスティングに使用される紙の多くは斤量が70kgないし73㎏です。1枚あたりの厚みは0.080.10mm程度。これは一般的なコピー用紙と同じぐらいの厚さで、束にした際の厚みが出にくく軽いため、運搬しやすいメリットがあります。

また、これより少し厚手の斤量90㎏の紙は、イベントのチラシなどに利用される頻度が高いです。さらにデリバリーのメニューなど長期的に手元に保管して欲しいチラシの場合は、斤量が110㎏程度の丈夫な紙が向いているでしょう。

 

同じデザインでも使用する紙の種類によってチラシの印象は大きく変わります。だからこそ、チラシを作る際は内容や目的を明確にし、それぞれの紙の特徴を活かした使用が重要です。紙と内容の印象が一致するように、また見やすく伝わりやすいように、適切な紙の選択を行いましょう。

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